このコラムでは専門家では無くても、中古住宅の購入時やリフォームを
検討する際に簡単にできる チェックポイントをご紹介していきます。
まずは、我々ホームインスペクターも必ず最初に確認する所が
建物の建築年月日です。
つまりは対象の建物がいつ造られたのかを見ます。
この、建築年月日を確認する方法はいくつかあるのですが、身近な
資料では建物の「権利証」または「登記識別情報通知」があります。
大事な書類ですので所有者の方は大事に保管されているはずです。
(まれに大事に保管されすぎて場所がわからなくなる方もチラホラ・・・・・)
建物は建築基準法という法律があるのですがこの中にある基準は
時代とともに変わってきました。
大きな改正は1981年(昭和56年)6月なのですが業界では
以前に建てられた建物を『旧耐震』
以後に建てられた建物を『新耐震』
などと失礼な呼び方をしています。
誤解してほしくないのですが、基準が改正になっただけで、旧耐震の
時代に建てられていてもしっかりした良い建物も在りますし
逆に新耐震の時代に建てられていたとしても改修工事を必要とする
建物が存在します。
あくまで目安として覚えておいてください。
そして、築年数によってよくチェックしなければいけないポイントは
変わるのですが・・・・
そこまで覚えると大変ですので
次回以降は基本となる
『建物の基礎』からお話ししていきましょう。